許可番号 28B2X10042
これにより、当社はクラスⅡまでの医療機器(プログラム医療機器含む)の製造販売が可能となりました。
当社が開発中のプログラム医療機器「心拍変動解析に基づくてんかん発作警告機(仮称)」をはじめ、様々なあたらしい医療機器事業を加速させ、一刻も早く皆様のお手元に届けられるようこれからも開発を進めてまいります。
クアドリティクス株式会社(所在地:京都市中京区、代表取締役社長:林康平)が実用化を目指す『心拍変動解析に基づくてんかん発作警告機(仮称)』(以下本品)が厚生労働省による初めての「プログラム医療機器に係る優先的な審査等の対象品目」に指定されましたので、お知らせいたします。
本品は、てんかん発作を予知するプログラム単体の医療機器です。心拍変動を常時モニタリングして異常を解析し、通知をすることで、てんかん発作が起こることを事前に本人並びに周囲に知らせ、安全策を講じることを可能にします。 てんかんは世界中でおよそ100⼈に1⼈の割合で発症する⾝近な病気です。⽇本では約100万⼈の患者さん がいるとされています。適切な診断と薬物治療により約7割の⽅は発作が抑制され、通常の⽇常⽣活を送って いますが、約3割の⽅は発作が完全には抑制できず、予測できない発作による受傷(例えば、転倒によるケガ や料理中のやけどなど)の不安とリスクを抱え、社会⽣活に⽀障をきたすことがあります。また、1年以上発作が ない患者さんにおいても、5割超が「いつ発作が起きるか不安」と感じているという国内の報告もあります。
クアドリティクス社の代表取締役社⻑の林康平は、「てんかん発作の予知によって、発作に伴う事故や受傷の予⾒性が⾼まれば、発作に対する不安が軽減されるだけでなく、患者さんがより⾃分らしく⽣活できるようになるこ とが期待されます。弊社は今後も⾰新的な技術の提供によって、患者さんのQOL(Quality of Life: ⽣活の質)の向上に貢献してまいります」と述べています。
共同開発者であり、国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学大学院工学研究科の藤原 幸一 准教授は、「私は⼯学に従事する研究者として、疾患の有無に関わらず、その⼈らしい社会⽣活と⾃⼰実現が ⽬指せる社会づくりに貢献したいと考えてきました。⼀⽇も早くてんかん患者さんにてんかん発作予知という新た な技術を届けられるよう、研究開発を加速していきたいと思います」と述べています。
クアドリティクス社は、今後3年以内に本品の治験を完了させることを⽬指します。本品を上市することで、てんか ん診療・研究の発展に貢献するとともに、将来的にコンパニオン診断による超即効型抗てんかん薬の発作前服 ⽤が、発作そのものを未然に予防できる社会の実現に向けて開発を進めてまいります。
リリース全文はこちらを参照してください。
https://www.quadlytics.com/files/2023/06/20230607_quadlytics_pressrelease.pdf
クアドリティクス株式会社 広報
Email : public-relations@quadlytics.com
日経バイオテクに、弊社のメンバが執筆する連載記事の掲載が開始されました。
連載テーマは「ヘルスケアにAIは貢献できるか」で、
第1回の執筆者は加納、タイトルは「ヘルスケアにおけるデータ活用」です。
具体的な事例の紹介を中心に、ヘルスケア分野におけるAIについてわかりやすく記載しておりますので是非ご覧ください。
記事はこちらからご覧いただけます。(有料記事となります)
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/20/09/07/07368/?n_cid=nbpbto_mled_am
クアドリティクス株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役社長:林康平)の提案が、京都市及び(公財)京都高度技術研究所が主催する「スタートアップによる新型コロナ課題解決事業」に採択されました。本事業は新型コロナウイルス感染症の拡大により顕在化している社会課題の解決に挑戦するスタートアップの研究開発等に助成を行う事業であり、弊社では「新型コロナ感染症の在宅経過観察時の急性悪化兆候検知AIの開発」に取り組みます。
弊社が得意とする心拍変動解析技術を活用し、一日でも早く課題解決に貢献できるよう邁進いたします。
京都市の広報資料はこちらからご覧いただけます。
frontiers in Public Healthに弊社の藤原が主著、加納・堀が共著となる論文、
Over- and Under-sampling Approach for Extremely Imbalanced and Small Minority Data Problem in Health Record Analysis(邦訳:ヘルスデータ解析における、対象数が少なく極めて不均衡となる問題に対するサンプリング手法の提案)
が掲載されました。
本研究は生体データを主に取り扱う弊社の基盤となるものです。
今後も積極的に研究に取り組み、より確かな技術に基づいた製品開発を目指します。
論文はこちらからご覧いただけます。
以下のプロジェクトについて、京都大学の第3回第3期インキュベーションプログラム更新申請が承認されました。昨年度、本年度に引き続き、来年度もインキュベーションプログラムの支援を受けて、事業化および研究開発を推進します。
プロジェクト名称: リアルタイム心拍変動解析技術を用いたヘルスケアサービス開発
(事業化推進責任者:弊社代表取締役・林康平,研究開発責任者:京都大学教授・加納学)
事業期間: 2020年4月1日~2021年3月31日